コレクション「Hanaco’s Art」を始めた理由

私は「Hanaco’s Art」というコレクションを展開しています。
このコレクションは簡単に言うと「自分やどこかの誰かへのメッセージ」を込めた作品です。
このコレクションを始めた理由ですが、結論から言うと、
「固定観念に囚われない、自分の素直な気持ちを残しておきたい」
と思ったからです。
これを聞いただけだと「あ、そう」という感じかと思いますが。笑
どういうことかと言いますと。

例えば、このコレクションの一作目の「アメイジング」
このイラストは、「あなたは素晴らしいんだよ」という意味を込めて、花びらで祝福している姿を描いたものです。
ディスクリプションには、以下のように記しました。

生きてるだけで頑張ってる
生きてるだけで人との軋轢や自分の中で色々な感情と向き合ってる
横になっている時でさえ、心がいつもの倍動いている
自分は頑張っていないと思わないで
どうか焦らないで
あなたは常にあなたのベストを尽くしている



これは、私が日々流れていく時間の中で、どうしようもなく焦っている自分を客観的に見て、生まれた作品です。
NFTに関わっている方は共感頂けるかと思いますが、この界隈とにかく流れるスピードが速いんです。
もちろん体感的なものですが、次から次に新しい情報が出てきて、それにくらいついていくのが精いっぱい。
そんな中で、情報収集しつつ、新しい作品を作りつつ、仕事や家事や子育てをしつつ……
と、とにかく毎日やることが盛りだくさん。
もちろん全てを一日でこなせる訳もなく、夜寝る前になると、
「今日もこれができなかった……明日はやらなきゃ……ああ、あれもやってない、今日何もできてない……!」
と自分の不甲斐なさに打ちのめされる日々が続いてたんです。
でも、マイナス思考だと、自分の場合はあまり良い方向には進まないんですね。
焦れば焦る程、空回ってしまって、どれも中途半端に終わることが多くて。
だから、一旦立ち止まって、考え方を変えてみたんです。
そうして導き出した結論が、以下です。

「何もしてない訳じゃない。今日一日、自分が持てる限りの全力で取り組んだ。今日形になっていないだけで、今日やったことは必ず未来で活きてくる。寝る前、横になっている時ですらフル稼働で色んなことを考えてるんだから、自分を認めてあげよう」

と。
ただの言い訳じゃん、と言えばそれまでなんですけど。
でも結果が同じなら、前向きになれる方がいいな、と思ったんです。
少なくとも、自分は後者の方が、次の日も頑張ろう!と前向きになれるので。

ただ、先述の通り、毎日すごいスピードで流れていくので。
またその流れに流されて、自分が打ちのめされる日が来るだろうな、とも思いました。
その時に「NFTに刻んでみたら、どうだろう」と思いついたんです。
というのも、同じように焦ってる方、結構いらっしゃるんじゃないかな、と思うんです。
NFTクリエイターに限らず、忙しい毎日の中で自分の不甲斐なさを感じている方や、もっと頑張らないと、と自分を知らずに追い込んでいる人が。
自分用のメモとして残しておくのも良いんですけど、NFT作品として残しておくことで、同じように悩んでいる方に届いたら良いな、と思ったんです。
それで、どうせなら記憶に残りやすいように、と思って、イラストと共に作品にしました。

共感して下さる方はもちろん。
そうは思わなくても、「こういう風に考える人もいるんだ」って知ってもらう機会になれば良いな、と思ってます。

「サムライドールコレクション」を始めた理由

このコレクションは、12体のキャラクターが登場します。
それぞれが少し悲し過去を持っており、それらの過去が交わりながら、
本編の物語を紡いでいくストーリー仕立てのコレクションです。

このコレクションを始めた理由についてですが。
私は、映画を見たり漫画や小説を読むことが大好きです。
理由は、色んな世界で色んな人の疑似体験ができるからです。
自分が見たこともない世界で、色んな登場人物がいて、色んな体験をして。
その作品の中にいる時は、今の自分をすべて忘れて、夢中でその世界に没頭できる。
その没入感が大好きです。
その物語の中で、主人公に共感して、怒ったり、泣いたり、喜んだり…
映画で言えば、2時間ちょっとで一人の濃くて充実した人生を疑似体験できるなんて、こんな素晴らしいことはないなぁと思っています。
例えば現実世界で少し落ち込むことがあっても、物語の世界で一生懸命頑張る主人公に勇気を貰うことで、また自分も頑張れる。
少し心がトゲトゲしていても、物語に没頭することで心が穏やかになったり。
今までたくさん勇気を貰って来た物語を、もし自分も作ることができたら。
そう思って、このコレクションを始めました。
この物語を作ること自体、私自身も楽しくてワクワクしています。
このワクワクが、もし誰か一人でも伝わればいいな、そんなことを考えながら今日も創造しています。